エヌマエリシュ①

池袋の古代オリエント博物館は金夜とかに講座をやっていて、時々参加させて頂いていたのですが、最近はやはりコロナの影響で実施できず、今後はオンラインでの講座を発信されていくそうです。

今回は今展示(〜10/25)している「古代メソポタミアの天地創造神話 エヌマエリシュ」についての講義でした。バベルの塔くらいしか知らなかったので事前学習できてとても良きです^^

動画はYoutubeで9月28日まで放映されているようです。

以下は動画を聞いて個人的にとったメモとなります。画像転用禁止なので、グーグルで見つけたものをペタペタしています。

神話とは

・自然神話:自然現象の神格化 例)風神・雷神

・起源神話:人間世界を取り巻く事象の解釈

  例)世界の起源、人間の起源、文化の起源、、、など

デウカリオンとピュラー:ノアの方舟的な 洪水が終わって石を後ろに投げたら人間ができた

黄色い人:人間最初に作ったら生焼けで白人になった、次に火を強めたら黒人ができた、最後にちょうどいい感じに黄色人種できた

・英雄神話:平和や秩序・富をもたらす英雄の物語

エヌマエリシュ概要

・起源神話の一つ、バビロニアの神話

・紀元前1200年前くらいに作られ、ヘレニズム期の「バビロニア新年祭」の第4日目に朗踊された。

・WGランバートという人が研究した

エヌマエリシュの意味

「上では未だ天が名付けられず、下では地が呼ばれなかった時」の原語の冒頭二語がエヌマエリシュ(=When Abobe)なのでそれで呼ばれていた

ちな創世記(ベレシート?聞き取れなかった。。)は初めにという意味

エヌマエリシュあらすじ

主人公マルドゥクが原初の女神ティアマトを撃破、それの死体で天地を想像、敵軍のキングウの血から人間を想像、神々はマルドゥクのためにバビロンを造営するハッピーエンド物語。

①神々の系譜

原初の時代の神 アプスー(男・淡水)とティアマト(女・海水)

第二世代 ラフム ラハム

第三世代 アンシャル(天) キシャル(地)

第四世代 アヌ 天空神

第五世代 エア(水と知恵) ダムキナ

第六世代 マルドゥク

マルドゥクとその随獣ムシュフシュ(元11の怪物)

②エアのアプスー殺害とマルドゥク誕生

アプスーとティアマトから沢山子神が生まれて子供たちは騒ぎを起こす→母ティアマトは許すけど父アプスーは執事ムンムとともに子供らの殺害を計画→知恵の神エアはアプスーを殺害→自分の神殿の名前にアプスーという名前をつけて、妻ダムキナとの間にマルドゥクを生む→マルドゥクに4つの風を授ける

③ティアマト側の復讐戦準備

マルドゥクはティアマトを刺激→おこ→11の怪物を作成&全権委任書「天命の書板」をキングゥに授ける

④ティアマトに挑むマルドゥク

アンシャルはエアとアヌに何とかせい!って命じるけどこわわなので無理、マルドゥクがティアマトと戦うこととなる(自業自得では???)

アンシャルは神々を招き、マルドゥクのために天命を定め、全世界の王権を付与し、戦いに送り出す

⑤マルドゥクVSティアマト

マルドゥク:4頭立ての「嵐の車」、11の怪物に対抗する11の風(南風とかだけどどうやって魚人間に勝つんだろう。。。。)で戦う

→ティアマトを捉えて殺害、キングゥから天命の書板を奪い取る

⑥世界と人間の想像、バビロンの造営、マルドゥク賛美

・ティアマトの死体で天と地を作る

・神々の代わりに労役を担わせるためにキングウを処刑してその血から人間を創造する

・バビロン造営 神はマルドゥクのためにジックラトとマルドゥク神殿エ・サギルを作り、そこで神々の宴を催す

・アンシャルは50の名でマルドゥクを称える=Happy End!

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